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*テニスの十戒(続き) [#nf834812]

**NEVER CHEAT(ごまかすなかれ) [#n7656dfe]

テニスは紳士協定((原文では the "Code"))の上に成り立っているスポーツである。その中心となるものは、ラインジャッジ、スコアの正直さ・誠実さである。

ごまかしは、害にこそなれゲームの役に立つものではない。~
自分自身まではごまかしきれない。~
ごまかして勝ったとしても、それはいわば「キタナイ勝ち」。

一度でもごまかすと、次もきっとごまかすようになる。~
そんな人は、自身がどれだけ立派なプレーヤーになれるのかを知る由もない。

反対に対戦相手がごまかしてきたら、それは弱さの現れととらえよう。~
ところで、悪意のないミスジャッジというものもある。実際、ボールとラインをはっきりと見ることは結構難しいもの。相手のジャッジが間違っていると思っても許してあげよう。~
本気でごまかそうとする&ruby(たち){性質};の悪い相手の場合は、これが繰り返される。~
そのような状況では、外交的に立ち振る舞うことだ。意図的なミスジャッジが続くようならラインジャッジを呼んだ方がいいかもしれない。

もちろん相手のインチキによって試合に負けることもあるだろう。それは、いらだたしくてくやしいものだ。~
そんな時は、試合に負けたんじゃなくて、アンフェアな相手プレーヤーにその試合を盗まれたと考えよう。~
そして、つねにフェアなジャッジを行うという誓いを新たにして欲しい。

最後にこれだけは覚えておいて欲しい。~
''ジャッジに迷ったポイントは、相手のポイント''

**THE TIME TO THINK IS DURING CHANGEOVERS(考えるべきときはコートチェンジのとき) [#u9982ab7]
人は生まれつき評価することが大好きのようで、自分自身から始まり、世の中や周りの人を常に評価しつづけている。~
当然、テニスをやっているときも例外ではない。

Yogi Berra((メジャーリーグのワールドシリーズに14度出場し、10度チャンピオンリングを手にした伝説のキャッチャー、本名「ローレンス・ラリー・ベラ」ことヨギ・ベラ)) の語録((How can you think and hit at the same.))を拝借し、テニスに当てはめると ''You can't think and play at the same time.''。

ゲーム中は評価好きの自分を黙らせて、シンプルに準備し、反応し、そして実行することに努める。

何が起きていて何をなすべきかを考えるのはコートチェンジのときだけと心得え、ポイントとポイントの間もあまり深く考え込まないように注意しよう。

ゲーム中に評価モードに入ってしまった自分に気付いたら「大丈夫、チェンジコートの時に何が起こっているかがわかるから」と言い聞かせるようにしよう。~
チェンジコートの時間は次の3つに使うと良い。
+水分を補給する
+体力を回復させる
+必要なら何が起きていて何をなすべきかを考える

**KEEP YOUR SHOTS LANDING DEEP(ボールを深く) [#f876b642]
次の2つの法則は全てのレベルのプレーヤーに当てはまる。
+ボールがコンスタントに深く入っていれば、相手は簡単にはウィナーを打てない。
+テニスはウィナーの多いほうではなく、ミスの少ないほうが勝つ。

ボールを深く入れるためには2つの方法がある。
+スピードのあるボールで、ネット近くを通す。
+ボールのスピードをもっと落とし、ネット上のもっと高いところを通す。

これらを考え合わせると、確率の高いプレーとは、強いボールではなく''高い''ボールを打つことだといえる。~
さらにミスの確率が減ることに加え、体力の消耗も抑えられる。いわゆる Win - Win のシチュエーションだ。

例えば、あなたがウィナーを打ちたいと思ったら、あるいはあなたが真に技術の高いプレーヤーならば、もちろん自由にやってもらって構わない。~
しかし、読者の80%は、強いボールよりも高いボールを打った方がメリットが多いのだということを覚えておいて欲しい。

**GET YOUR FIRST SERVE IN AT ALL COSTS(どんな犠牲を払ってもファーストサーブを入れるべし) [#o25df156]

レベルによらず、ファーストサーブが入るとポイントを取る確率が大きく上がる。~
これはとても重要。

ファーストサーブを毎回サービスボックス内に収めるのに必要なことは何でもやってみるべし。~
ボールのスピードを落とすとか、もっとスピンをかけるとか、なんでもいい。

弱いファーストサーブは、相手に踏み込まれ、強烈なリターンを叩き込まれてしまうと考えるかもしれないが、&color(blue){''サーブが深く入れば相手がポイントを取る確率は下がる''};。これは非常にシンプルな事実だ。

**DON'T TRY TO WIN POINTS OFF THE RETURN OF SERVE(リターンエースを狙うなかれ) [#z2eb6c46]
残念ながら、我々はアンドレ・アガシのようなリターン能力を授かっていない。~
リターンではボールをつなげることを考えるべきなのだ。~
プロでも全体の10%を超えてウィナーを狙いにいくことはない。&color(red){''プロでも''};10回に1回なんだから…。

**HIT MOST OF YOUR SHOTS CROSSCOURT(クロスに打つべし) [#x1a59eda]
クロスに打つことでプレーの確率は上がる。
-ネットのセンターはおよそ15cmも低い。
-クロスのほうが距離が長い。
-相手のウィナーの確率が減る。

**DRIFT BACK TO THE CENTER OF THE COURT AFTER EACH GROUNDSTROKE AND FOLLOW THE PATH OF THE BALL AFTER EACH VOLLEY(ショット後のポジション) [#k83a8818]
-ショットを打った後のポジションはそんなに複雑な問題ではない。
~グランドストロークを打ったらベースラインのセンターにサイドステップ(走らないで)でもどる。
~この動きによって相手の返球をカバーする最善のポジションをキープできる。
-ボレーを打った後はボールのコースを追うようにする。ボレーを右に打ったら右へ、左に打ったら左へ動く。
~ボレーをセンターに打ったらネット中央、ネット近くに詰める。

このガイドラインに従えば、ポジショニングは結構シンプルである。

RIGHT:Category: [[[技術全般>BLOG/Category/技術全般]]] - 15:10:11
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-- ご存知かもしれませんがこれおすすめです(^J^)。「テニスのお寺  電脳網庭球寺」http://www.ktaa06.com/tbox/index.html -- [[池内洋一]] &new{2005-12-05 (月) 18:13:59};

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